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- 税の仕組み アンケート結果 第一弾
アンケートの結果を発表いたします。
弊社は「プロフェッショナルとして変化に対応し、信を世に問えるだけの度量と見識を持って情報発信をします。」を経営理念に定め、実務の中からお客様の願いを税制に反映させようと努力しております。
そこで、今回は、弊社のお客様で中小企業の社長様から頂いた税金に対する願いや声をホームページに発表することに致しました。
ご承知の通り、税制の変化は、非常に大きなテーマであります。現在の状況を考えますと、ひょっとしたら百年位かかるかもしれません。その百年後の税の仕組みのためのはじめの一歩にでもなればと前向きに地道に非対立をモットーに、草の根で情報発信をしております。
ご協力頂いた皆様にこの場を借りてお礼を申し上げます。
I. 税の仕組みに対して願いは?
1. 所得税と住民税と年金・健康保険の一体化をして、納税の簡素化と徴収コストの削減を図って欲しい。
<背景>
納税者にとっては、所得税も住民税も年金も健康保険も税金であるとは言えないか。各項目毎に申告・納税をするのでは手間がかかり、負担感があるという人もいる。特に住民税は、控除額がほんの少し違うだけで、所得税との違いがあまりないのではないか。全部一緒にして率で調整する方法も1つではないか。一人の納税者に所得税・住民税・年金・健康保険の各請求者がいる。
2. 所得でなく資金増に課税してほしい。
<背景>
実際には、お金が無いのに税金だけは払わないといけない。資金が増えた分に課税をするという考え方も1つではないか。
3. 固定資産税と相続税で2重に課税されている感じがするので調整して欲しい。
<背景>
所有と相続の両方に課税では、負担感があるのではないのか。
4. 生涯の税金を通算して欲しい。
<背景>
例えばスポーツ選手のような方は、所得の多い時に高い税率で課税され、少ない時に低い税率で課税されます。その結果、一定の金額を継続的にもらっている方に比べて、生涯で通算してみますと不利になります。
5. 消費税の事前届出を申告時にして欲しい。
<背景>
現状では、建物を買った時や建てた時に有利な選択をするには、事前に届出をしなければならない。
しかし、消費税の趣旨(預かった税金から払った税金を差引いて払う)ことから言うと、申告時に選択をしても弊害がないのではないか。
6. 高額納税者には何らかの配慮があってもいいのではないか。
<背景>
文化的・社会的に貢献したとのことで、文化の日に勲何等といって表彰されている。
高額の納税者こそ社会に貢献していることから、何らかの配慮があっても良いのでは。その配慮の方法として表彰というやり方もあるし、税金の使い道について特に丁寧に教えてもらうというのも良いのではないか。
7. 相続税の自社株の評価の緩和と法人税の留保金課税の廃止を検討して欲しい。
<背景>
社会的には会社で活動する事が望まれている。しかし、会社を作った方が不利になることがある。つぶれないに自己資本を厚くしているのに、相続税の評価が高くなるのはいかがなものか。また、つぶれないために自己資本を厚くしている留保金に法人税が課税されるのはいかがなものか。
II. 上記以外で税金に対する願いやお声
- 高福祉高負担の時代にそなえ、公正公平で幅広く課税、負担すべきである。
- 公務員(課長以上は)退職金を公示すべきである。
- リスク(損失)に対する配慮
- 税金の使われ方研究会のような第三者機関でもあれば、結果として税金の負担が軽くなるのでは…。
- 税制はシットをベースに作られている。経済を活性化するという視点で税制を作りなおすべき。
- 相続税は廃止してもいいのではないか。
- 払っていることより、政府・役人達の不透明な使い方やムダ使いが問題だろう。
- 直接税と間接税の割合がおかしいのでは?
- 税務署・税務調査官によって判断が異なるような税務調査・判断が多いのは、先進国でも日本ぐらいと聞くが法治国家らしく制度の整備・改善されるべきではないでしょうか。
- 租税に関する教育の徹底をして欲しい。納税の義務を説きながら、その教育がなされていない。義務教育においても、少なくとも所得税、相続税を学ぶべきと考えます。
- 山林は、固定資産税と相続税のダブルの税で、所有者が相続すら嫌がっています。まして、相続が2度3度続く場合は大変です。
- 会社等での交際費と広告宣伝費について会社規模により、同一目的であっても経費として認められる範囲(特に交際費)がほぼ同じ制限を受けているようです。そこで広告宣伝費(交際費)は、分離課税方式をとってもらいたい。(大企業有利が現行と考えたので)
- 私は累進課税が良いと思っています。
- 消費税を上げて、源泉や市民税という仕事のやる気をなくすような税収法はなくせないもんですかね。
- 税金の使い道が、いくらでも細かく分かるようインターネット化、例外なくオープンになれば国民の公平間、一体感が高まると思う。
- 税金は分かりにくい。
- 国の財源を直接税から消費税等の間接税にシフトして欲しい。(公平な税負担を実現するため)
納税は国民として事業経営者として当然義務であると思っているが、これだけ複雑で変化が激しい中身を把握することは難しく、段々義務の意識が薄れていくような気がする。 - 1はすぐにお願いします。→国会へ通してください。
III. 「支持する」の割合の高い順
第1位 | 86.8% | 相続税の自社株の評価の緩和と法人税の留保金課税の廃止を検討して欲しい。 |
---|---|---|
第2位 | 68.4% | 固定資産税と相続税で2重に課税されている感じがするので調整して欲しい。 |
第3位 | 65.8% | 所得税と住民税と年金・健康保険の一体化をして,納税の簡素化と徴収コストの削減を図って欲しい。 |
第4位 | 57.9% | 高額納税者には何らかの配慮があってもいいのではないか。 |
第5位 | 55.3% | 公示制度はそろそろ不要ではないか。 |
第6位 | 47.4% | 消費税の事前届出を申告時にして欲しい。 |
第7位 | 35.2% | 所得でなく資金増に課税してほしい。 |
第8位 | 28.9% | 生涯の税金を通算して欲しい。 |