2020.9.10 令和元年度 租税滞納状況。その2
先日、国税庁より令和元年度の租税滞納状況が発表されました。
令和元年度末の滞納整理中のものの額は7,554億円でした。
内訳として、最も滞納額の多い税目は所得税で3,328億円(44.0%)で、次いで 2 番目が消費税の2,668億円(35.3%)、 3 番目が法人税で946億円(12.5%)、相続税は 4 番目で572億円(7.5%)となっています。
滞納の新規発生状況をみてみると、令和元年度中の発生額は5,528億円で、こちらは過去最高だった平成4年度(1兆8,903億円)の29.2%と、引き続き低水準となっているようです。
滞納発生割合は、平成16年度以降16年連続で2%を下回り、令和元年度では 昨年度同様0.9%と、国税庁発足以来、最も低い割合となりました。
滞納発生割合とは、申告などにより課税されたものの額のうち、新規に発生した滞納額の占める割合です。
バブル経済期とは経済の状況や、税制改正による税率構造の変化などで、単純な比較をすることはできませんが、この滞納発生割合の減少は課税当局の指導による影響も大きいようです。
記:資産家を応援する相続の専門家:税理士法人レガシィ 三澤郁夫 4407
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