2020.11.12 令和元年度 法人税等の調査事績の概要。その2
先日、国税庁より令和元事務年度の法人税等及び源泉徴収に係る所得税等の申告事績が発表されました。
前回に引き続き、今回も法人税等の申告状況について見てみます。
令和2年6月30日現在での法人数は316億5千法人と、前年・令和元年6月30日現在の法人数313億2千法人に比して101.1%となっています。
今回の令和元事務年度に申告された法人数294億9千法人のうち、黒字申告件数は35.3%にあたる104億2千法人と、前回調査に比べて102.5%と増加しています。
ただ、前回もご案内した通り申告所得金額の総額は65兆52億円で前年対比11.4%の減少していました。
その結果、申告欠損金額は14兆8,149億円と、前回調査に比べて113.5%に増加しています。
このことから、黒字企業は概ね前年と同じくらいの企業数であったようですが黒字額が減少している可能性があること、そして欠損法人が増加しつつある傾向が見てとれます。
記:資産家を応援する相続の専門家:税理士法人レガシィ 三澤郁夫 4449
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