2020.11.11 令和元年度 法人税等の申告事績の概要。その1
先日、国税庁より令和元事務年度の法人税等及び源泉徴収に係る所得税等の申告事績が発表されました。
今回は法人税等の申告状況について見てみます。
令和元事務年度とは、平成31年4月1日から令和2年3月31日までに終了した事業年度に係る申告について、令和2年7月31日までに申告があったものを令和2年8月末現在で取りまとめられたものです。
令和元年度における法人税の申告件数は294万9千件で、前年対比100.7%(前年件数292万9千件)でした。
また、申告所得金額の総額は65兆52億円で前年対比88.6%(前年総額73兆3,865億円)と8兆3,813億円、率にして11.4%の減少となり、申告税額の総額は11兆2,376億円で前年対比90.3%(前年税額12兆7,922億円)と1兆2376億円、率にして9.7%の減少となりました。
申告所得金額の総額は、平成21事務年度より昨年度まで10年続けて増加しており、昨年度は過去最高を記録していたため、今回は過去3番目の下げ幅となりました。
今回発表された期間には、新型コロナウイルス感染症によって緊急事態宣言が発出された期間を含んでいませんから、現在の進行期決算を含む来年度の集計では、さらなる大幅な減少も予想されます。
記:資産家を応援する相続の専門家:税理士法人レガシィ 三澤郁夫 4448
(幸せなキャッシュフロープロジェクト)(もめない・もめさせない遺産相続プロジェクト)