2016.2.2 譲った人にツキが来る その1
2016.2.2 | カテゴリ:相続応援日記, 会長・天野隆のブログ
長年相続をお手伝いしていると、兄弟姉妹がもめたとき、譲る人が出てこないと収まりません。その後を注意深く見ていると「譲った人にツキが来る」と感じることがあります。今回はそんな事例3つを紹介します。お名前は仮名です。
長男勇さん(58歳)は同居で長いことお母さんの介護をしてきました。聞き上手の勇さんの事をお母様は信頼していました。相続が発生しました。次男雄二さん(56歳)の主張は勇さんは同居で生活費が浮いたものがあるはずだから、得をしている。本家相続が主流の地域でありながら財産は均等に分けました。勇さんが譲りました。
5年が経ちました。最近その後の話を聞きました。勇さんの相続した土地はその後何故か賃貸物件として賃料が上がっています。周りが開発され優良なテナントさんが現れました。雄二さんの相続した土地の賃料は上がっていません。
「母がどこかで見守ってくれているような気がします」と勇さんは静かに語ってくれました。
記:資産家を応援する相続の専門家:天野隆。3287
(幸せなキャッシュフロープロジェクト)(もめない・もめさせない遺産相続プロジェクト)