2017.12.7 節税と脱税と。その3
ある本屋さんの例え話です。
お客さんの「立ち読み」に困っていた店主は、店のいたる所に「立ち読み禁止」の張り紙をしました。
お客さんAは、店主から見えないように棚に隠れて、立ち読みをしていました。
→ これが脱税です。(ルール違反ですから)
いたる所に「立ち読み禁止」の張り紙を貼ったため本を買うためにレジに並んでいるお客さんまでも本を読むことができなくなってしまいました。
そこで店主は考えました。レジ周りにテープを貼って、そのなかでの「立ち読み」ならいいですと認めることにしました。
お客さんBは、テープの中で立ち読みしています。
→ これが「節税」です。(ルールは遵守していますので)
ずる賢いお客さんCはそこで考えました。ルール違反はせずに本を読む方法はないかと。そこで気づきました。立ち読みがダメなら「座って」読めばいいんだと。
→ これが租税回避というものです。(ルールは守っていますが。。。)
租税回避を意図した節税策は次から次に生まれるものです。
それに対抗するように法整備がされてきた歴史があります。
国と納税者のいたちごっこの様相はこれからも続くことでしょう。
記:資産家を応援する相続の専門家:税理士法人レガシィ 佐藤 秀治 3739
(幸せなキャッシュフロープロジェクト)(もめない・もめさせない遺産相続プロジェクト)