2017.12.6 節税と脱税と。その2
広辞苑によると
節税とは、「各種の所得控除や非課税制度を活用して、税金の軽減をはかること」とあります。
脱税とは、「納税義務者が義務を怠り、納税額の一部または全部を逃れる行為」とあります。
節税、脱税の話しになるともうひとつ「租税回避」という言葉がよく出てきます。
こちらも広辞苑によると
租税回避とは、「通常用いられない法形式を利用して課税要件の充足を免れ、税負担を減少させあるいは排除する行為。節税に対して、租税法規が予定していない行為」とあります。
租税回避を巡ってはこれまでも様々な争いが行われてきました。
有名な事件としては武富士事件が挙げられるでしょう。最高裁まで発展した事件でしたが、最終的には明らかな租税回避行為ではありましたが、当時の法律では課税することができず国が敗けた事件です。
次回は、節税、脱税、租税回避、この違いについて、私が税理士登録をした最初の研修のなかで中央大学の酒井教授から面白い講義を受けたことがありますので紹介したいと思います。
記:資産家を応援する相続の専門家:税理士法人レガシィ 佐藤 秀治 3738
(幸せなキャッシュフロープロジェクト)(もめない・もめさせない遺産相続プロジェクト)