2019.10.16 税の歴史。(相続税)その5
戦前の相続税はたびたび改正がありました。
1910年には家督相続の税率が高いという世論の反発により税率が下がりました。
1914年には家督相続に対する特別控除金が認められました。
1926年の税制改正では、低所得者の負担を軽減させるために生活必需品に対する課税が廃止され、高所得者は負担増となりました。
1937年、相続税法は臨時租税特別徴収法により、増税され
1940年には、太平洋戦争の戦費調達のためにさらに増税が行われました。
このように改正が重ねてありましたが、
創設当初と同様に、『家』の保護を行うため相続税は低く設定されています。
そしてこのまま、基本的な構造を変えることなく終戦を迎えることとなりました。
つづく。
記:資産家を応援する相続の専門家:税理士法人レガシィ 森田太郎 4188
(幸せなキャッシュフロープロジェクト)(もめない・もめさせない遺産相続プロジェクト)