2019.11.26 税の歴史。(消費税)その2
消費税が導入されたのは、平成元年4月1日からです。
当時の税率は3%となっていました。
消費税の導入理由は、3つだといわれています。
1.税制全体のバランスをとるため
→戦後の日本の税に関する制度は、所得税を中心としたものになっていました。
しかし経済や社会構造が消費の多様化やサービス化によって変化し、
所得水準が上昇することになってくると、時代に合わない制度が出てくるようになります。
そうした抜本的な税制の不均衡を解決するために消費税が導入されることになりました。
2.高齢化社会の財源を確保するため
→日本の高齢化に伴い所得税・法人税をメインにした財源では枯渇する恐れがあります。
所得税を納税する世代(20歳~64歳)に負担がかかることになります。
消費税を導入することによって所得税を納税する世代への不公平感や重税負担を払拭し、
年金や福祉に関する財源が今後もますます増加することが予測できたため、
消費税導入に踏み切りました。
記:資産家を応援する相続の専門家:税理士法人レガシィ 森田太郎 4215
(幸せなキャッシュフロープロジェクト)(もめない・もめさせない遺産相続プロジェクト)