2019.8.30 税の歴史 (所得税)その2
世界で最初に所得税を導入したのは、イギリスでした。
当時(1798年)のイギリスは、フランスと戦争状態(ナポレオン戦争)にあり、
その軍事費用を調達するために創設されました。
その後は世界に広まっていき、
スイス、オーストリア、アメリカで導入されました。
なお、日本はイギリスの導入からおよそ90年経過した、
1887年に所得税法が創設されました。
当時の所得税は、資産や営業などの所得金高が年間300円以上ある者が対象で、
納税者は所得の予算金高・種類を所得金高届に記し、
居住地の戸長を経て郡区長に届け出ました(賦課課税方式でした)。
このころは、国家の歳入のほとんどは地租と酒税で占められており、
1898年までは所得税の割合は歳入の2パーセント程度で推移していました。
記:資産家を応援する相続の専門家:税理士法人レガシィ 森田太郎 4158
(幸せなキャッシュフロープロジェクト)(もめない・もめさせない遺産相続プロジェクト)