2014.12.26 相続税の申告の状況、発表。その3
2014.12.26 | カテゴリ:相続応援日記, 相続関連情報
先日、国税庁より平成25年分の相続税の申告の状況について発表がありました。
平成25年の相続財産の金額の構成比は次のようになっています(カッコ内は前年)。
土地 41.5%(45.8%)
家屋 5.2%( 5.3%)
有価証券 16.5%(12.2%)
現預金等 26.0%(25.6%)
その他 10.8%(11.1%)
増加している有価証券と現預金を金額ベースで見てみると(カッコ内は前年)
有価証券 20,676億円(14,351億円)
現預金等 32,548億円(29,988億円)
となっており、不動産というよりは金融資産、特に有価証券の増加に目が留まります。
なお、相続財産の合計金額は平成25年で125,326億円、前年の117,248億円を大きく上回りました。
平成27年度税制改正では、従来の教育資金一括贈与の延長に加え、結婚・出産・育児に対しても贈与税の非課税措置を検討しているようです。
詳細は税制改正大綱が出るまで分かりませんが、今回国税庁から発表された数値をみても、金融資産を生前贈与というかたちで次世代に渡していくことは経済活性化のためにも必要であるようです。
記:資産家を応援する相続の専門家:税理士法人レガシィ 三澤郁夫 3022
(幸せなキャッシュフロープロジェクト)(もめない・もめさせない遺産相続プロジェクト)