2018.3.20 相続と手続き。その1
2018.3.20 | カテゴリ:相続応援日記, 相続関連情報
相続というと財産の把握と相続税を払う必要があるかどうかが真っ先頭に思い浮かぶと思いますが、実は大変なのは名義変更などの相続関連手続きだったと後になって思う方も多いようです。
たとえば、銀行の名義変更、解約の手続きを例にあげても
・銀行毎の独自の書類のため分かりにくい、
・必要書類が同一ではない(印鑑証明書が6カ月以内というところもあれば3カ月以内でないとダメなど)、
・戸籍は原本が必要と言われた、
・窓口の方が慣れていないので何度も窓口に足を運ぶはめになった
など過去に苦労されたというお話を聞く機会があります。
銀行の手続きは、遺言書がない場合、遺産分割協議書がないと手続きができないと思われている方がいますが、遺産分割協議書がなくても相続人全員の署名、実印があれば一般的には解約手続きは可能です。
相続人代表の方の口座(あまり動きがない口座が好ましいでしょう)に入金しておいて、分割協議が整ってから協議の内容にそって送金すれば問題ないのです。
通常、相続税の支払いの原資は、被相続人の金融資産でまかなうと思いますが、手続きに時間がかかり納税が申告期限までに間に合わないといった事態にならないよう、時間的な余裕をもって手続きのスケジュールを組むことが非常に重要です。
次回は、実際の現場で起こっているケースを少し紹介します。
記:資産家を応援する相続の専門家:税理士法人レガシィ 佐藤 秀治 3806
(幸せなキャッシュフロープロジェクト)(もめない・もめさせない遺産相続プロジェクト)