2015.12.16 平成28年度税制改正大綱、ようやく決着。その2
2015.12.16 | カテゴリ:相続応援日記, 税制改正
今回は来年度の税制改正大綱の中でトピックとなりそうな項目を簡単にご紹介しています。
今日は法人税関係について。
法人税関係の改正は明日にご紹介する消費税関連とともに今回の目玉となっています。
まずご紹介したいのは、「法人税率の引下げ」についてです。
法人税率の引下げにより、法人実効税率は現在の32.11%から来年度に29.97%、平成30年度に29.74%まで下がることとなります。
ただし、この減税の穴埋めとして資本金1億円超の企業に対する外形標準課税を強化することも併せて盛り込まれています。
また、同じく資本金1億円超の企業が有する繰越欠損金についても、段階的に控除額が縮小されます。
つまり、利益の出ている企業は課税を抑制し、利益の出ていない企業には課税を強化するということです。
その他にも
・企業版ふるさと納税の創設
・建物付属設備及び構築物などの減価償却方法で定率法の廃止(所得税も同様)
などがあります。
記:資産家を応援する相続の専門家:税理士法人レガシィ 三澤郁夫 3258
(幸せなキャッシュフロープロジェクト)(もめない・もめさせない遺産相続プロジェクト)