2017.8.17 平成28年度 租税滞納状況。その2
先日、国税庁より平成 28 年度の租税滞納状況が発表されました。
平成 28 年度末の滞納整理中のものの額は 8,971 億円でした。
内訳として、最も滞納額の多い税目は所得税で 4,111 億円( 45.8 %)で、次いで 2 番目が消費税の 3,100 億円( 34.5 %)、 3 番目が法人税で 981 億円( 10.9 %)、相続税は 4 番目で 752 億円( 8.4 %)となっています。
滞納の新規発生状況をみてみると、平成 28 年度中の発生額は 6,221 億円で、こちらは過去最高だった平成 4 年度( 1 兆 8,903 億円)の 32.9 %と、引き続き低水準となっているようです。
滞納発生割合は、平成 16 年度以降 13 年連続で 2 %を下回り、平成 28 年度では 1.1 %と、国税庁発足以来、最も低い割合となりました。
滞納発生割合とは、申告などにより課税されたものの額のうち、新規に発生した滞納額の占める割合です。
バブル経済期とは経済の状況や、税制改正による税率構造の変化などで、単純な比較をすることはできませんが、この滞納発生割合の減少は課税当局の指導による影響も大きいようです。
記:資産家を応援する相続の専門家:税理士法人レガシィ 三澤郁夫 3663
(幸せなキャッシュフロープロジェクト)(もめない・もめさせない遺産相続プロジェクト)