2017.5.16 力士の税金-その3
さて昨日まで主に十両以上の力士の方々の税金の話をしてきました。
では幕下以下の力士たちの税金はどうでしょうか?
幕下以下の力士は、正式には「力士」ではなく「力士養成員」というのだそうです。
この力士養成員には、年6回の場所ごとに15万円ほどの「力士養成費」が支給されます。月給でいうと7.5万円ほどですが、これは「給与所得」に該当します。年間でも90万円ほどなので所得税・住民税はかかりません。
十両に昇進して晴れて力士となれば、月給が100万円といわれていますから、幕下以下と十両とでは天と地ほどの差があるいえます。
力士になれるのは10人に1人といわれていますので厳しい世界ですね。
なお、力士養成員の月給は、かなり安いように思われますが、所属している相撲部屋で食事や宿泊場所が提供されるため、この月給でも十分生活できるのだそうです。
「生活できる」という現状の甘んじず、上を目指してしっかり稽古(努力)をした人が出世する、というのは相撲界に限ったことではないでしょう。
記:資産家を応援する相続の専門家:税理士法人レガシィ 大口 亮 3601
(幸せなキャッシュフロープロジェクト)(もめない・もめさせない遺産相続プロジェクト)