2015.4.15 ピケティの経済理論と資産税。その3
昨年、トマ・ピケティという経済学者が出版した『21世紀の資本』という本が話題となっています。
ピケティ氏は、富裕層に富が集中し格差社会が広がることを実証的に証明しています。
この格差是正の解決策の一つに資産への課税をと主張されています。
日本の税制の基幹は、所得税、法人税、消費税ですが、同氏は、所得税と法人税は同じようなものであり、消費税は逆進性が高いとしています。
よって、基幹税は、所得税、相続税、年次の資産税であるといいます。
年次の資産税とは、毎年資産マイナス負債の資本に累進税率で課税するというものです。
資産家の方には気になる見解ではないでしょうか。
最近の税制は、相続税や所得税について、富裕層には増税傾向にありますので、この理論がどこまで波及するのか、今後の動向に注目されます。
記:資産家を応援する相続の専門家:税理士法人レガシィ 風岡範哉。3098
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