2015.4.14 ピケティの経済理論と資産税。その2
昨年、トマ・ピケティという経済学者が出版した『21世紀の資本』という本が話題となっています。
同氏は、欧米で1%の富裕層が富の60%を占めることに注目しました。
そこから、r>gという方程式を主張します。
rとは、資本収益率をいいます。資本から生み出される利益、つまり、金利であったり、株の配当であったり、不動産の賃料であったりします。
gとは経済成長率をいいます。国民所得の伸びのことです。
つまり、r>gということは、生産性よりも資本の利益の方が大きいということです。
そのため、資産を多く持っているものがますます富み、格差が拡大するというものです。
同氏の評価が高いのは、富裕層に富が集中し、これを実証的に証明したことにあるのではないでしょうか。
この格差是正の解決策に税制のあり方を提唱されているので明日ご紹介します。
記:資産家を応援する相続の専門家:税理士法人レガシィ 風岡範哉。3096
(幸せなキャッシュフロープロジェクト)(もめない・もめさせない遺産相続プロジェクト)