天野隆の相続応援日記 INHERITANCE SUPPORT DIARY OF TAKAHASHI AMANO ここでは資産税専門の税理士法人レガシィの専門家が、「相続の仕事で感じたこと」、「ルール化されたこと」、「お知らせしたいこと」を書かせていただいています。皆様の何かのヒントになれば幸いです。

2019.8.6 そろそろ税務調査の時期が始まります。その3

2019.8.6 | カテゴリ:相続応援日記, 相続関連情報

相続税の税務調査は8月末位から年末にかけて、多く行われます。

今回は、実際に税務調査が行われる際の現場の様子をまとめてみました。

通常、税務調査は被相続人や相続人の自宅で、午前10時から夕方4時位までの間に行われます。

調査官は2名で対応する事が多く、一般的には午前中に相続人へのいろいろな質問をし、午後に実際の通帳などの書類を確認する作業となります。

午前中に受ける質問は、住所の変遷や亡くなられた方の趣味の話といった内容で、およそ調査には関係の無いような質問と思ってしまいがちですが、調査官はその話から多くの情報を得て、午後に確認や指摘をするポイントを絞ってきます。

午前中の話と、午後に質問される指摘事項での回答に矛盾があれば、疑いをもたれてしまいますので、当時の記憶があいまいなものなどは明確な回答は避け、素直に分からない、と言った方が良いように感じます。

税務調査の午後は、午前中とは打って変わって、論点を絞った指摘が続きます。

概ね、午後に話題に上る事項は、調査官が最終的に指摘をしようとしている事項の布石と思われます。

多くの場合、実地調査の段階で修正事項がはっきりとすることは無く、一旦調査官が検討事項を持ち帰って、不足の資料や情報を集めたのち、後日に今回の申告に関する指摘事項などを連絡してきます。

税務調査は概ね3ヶ月以上はかかると思っておいた方が良いかもしれません。

記:資産家を応援する相続の専門家:税理士法人レガシィ 三澤郁夫 4141

(幸せなキャッシュフロープロジェクト)(もめない・もめさせない遺産相続プロジェクト)

 

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