2019.8.5 そろそろ税務調査の時期が始まります。その2
2019.8.5 | カテゴリ:相続応援日記, 相続関連情報
相続税の税務調査は8月末位から年末にかけて、多く行われます。
税務署からの調査連絡は、税理士に申告書の作成を依頼していれば直接お客様の所ではなく、税理士に入ることとなっています。
申告の際、「税務代理権限証書」という書類をお客様から頂く事で、お客様と税務署が直接交渉することなく税理士を代理人とする、という内容などが書かれています。
お客様が直接、税務職員と対応する場面を少なくなるため、お客様の精神的な負担を減らす事にもつながります。
この税務署からの調査連絡により、税理士からお客様に連絡を入れ、調査日程の調整を行います。
先にご案内した通り、税務調査は申告から1~2年後に行われることが多いため、通常は税務調査が行われる前にお客様と打合せの時間を設けることで、お客様と税理士との間で申告した論点の確認や不明点などの整理をし、税務調査に臨むことになります。
特に税務調査で指摘が多い財産は預貯金や有価証券などの金融資産です。
金融機関は、法律により10年分の預金等の履歴を保管しておく義務があるため、その履歴を税務署は職権で取得する事が出来るのです。
そのため、税務署は調査に入る前に、被相続人と相続人それぞれの預金などの履歴を金融機関に照会し、事前に情報を得ているケースがよくみられます。
記:資産家を応援する相続の専門家:税理士法人レガシィ 三澤郁夫 4140
(幸せなキャッシュフロープロジェクト)(もめない・もめさせない遺産相続プロジェクト)