2015.7.23 「遺言控除」の新設? その3
2015.7.23 | カテゴリ:相続応援日記, 相続関連情報
自民党の「家族の絆を守る会特命委員会」は今月8日、「遺言控除」の新設を要望する方針を固めました。
有効な遺言があれば、遺産分割協議を行うことなく、スムーズな相続手続きが期待できるにも関わらず、あまり普及していないのはなぜでしょうか。
それは、実際に遺言書を書く立場になって考えてみると分かるかもしれません。
自分の死を見つめて準備するのはつらい・・
子供たちに差をつけるようで親として気が引ける・・
年齢的に何か新しいことをするのがおっくうだ・・
といった声が聞こえてきます。
また、遺言書を作成すれば問題ないかと言えば、必ずしもそうではありません。
遺言を作る際のポイントはいくつかありますが、税理士の視点からとらえるならば、
・遺留分を考慮したものになっているか
・財産の記載漏れはないか
などが気になるところです。
今回話題となった「遺言控除」、控除額は数百万を軸に検討し2018年までの導入を目指すそうです。
今後の議論が注目されます。
記:資産家を応援する相続の専門家:税理士法人レガシィ 三澤郁夫 3163
(幸せなキャッシュフロープロジェクト)(もめない・もめさせない遺産相続プロジェクト)